「やりたいことが、わからない時もありますよね。」

作者ダイアリー

「やりたいこと」という言葉、
だれでもときどき耳にしますよね。
令和は、みんなが「やりたいこと」を選べるステキな時代。
家族で移住してリモートワーク、
そんな、うらやましい生活をする人もふえました。

今回は、そんな「やりたいこと」について、
わたしなりに考えたいと思います。

「やりたいこと」をして生きられたら、
なんだかとても楽しそうで、
毎日、やる気に満ちて生きていけそうですよね。

ですが、中には、
その「やりたいこと」という言葉が、
少し重く感じてしまう人もいると思うのです。

「自分のやりたいことって、なんなのだろう?」

自分のやりたいことや目標が、
まだ、はっきりとわかっていない人にとっては、
仕事であれ趣味であれ、
やりたいことをして生きている人がキラキラとまぶしく見えて、
「どうして自分は、やりたいことがわからないんだろう。」
「自分は、やりたいことのない人間なのかな。」
と、少し心がチクリとしてしまうのだと思うのです。

多くの人は、高校や大学卒業、就職などのタイミングで
「やりたいこと」を考えると思います。
でも、「やりたいこと」がわからないと積極的に動けず、
自信をもって行動する周りの人を見て、
思わずひけ目を感じてしまいますね。

わたしは、
「やりたいことをわかるタイミングは、人によってぜんぜん違うのだ。」
とよく思います。

あなたのやりたいことが、
学生のころから目にする職業、
たとえば学校の先生や保育園の先生、警察官、
お医者さん、看護師さんなどだったら、

「あ、わたしあれやりたいな!」

と、早い内に気づけるのかもしれません。

でも、世の中には、いわゆる「なるには本」の出ていない、
「子ども音楽教室の受付」とか、「伝統工芸の傘作り」とか、
あなたがまだ知らないステキなお仕事が、
たくさんあるのだと思うのです。

さらに、あなたが本当にやりたいと思えることが
「自分のように、ケガで苦しい思いをした人を支えたい。」
という願いなどであれば、
まずは「ケガをして、乗り越える。」という運命が、
先にやってくるわけなのです。

こんな風に考えると、
気づくまでに少し時間がかかる人がいても、
あたりまえのような気がしませんか?

わたしは、すべての人に「やりたいこと」があると思っています。

それぞれに気づくタイミングがあって、
それは19歳かもしれない、
30歳かもしれない、
50歳かもしれない、

そういうものなのだと思います。

「自分の創作童話をブログにして発信」なんて聞くと、
「やりたいことをやってる人」と感じるかもしれません。
ですが、こんなわたしも、
長い間、本当にやりたいことを探し続けてきた人間です。
自信と情熱をもって仕事を続ける人が、
とてもまぶしく見えたこともありました。

そうして、やっと踏み出したのがこのブログ、というわけです。
かなりのスロースターターなんですよ。

「やりたいことがわからない。」ことの理由は、
ほかにもいろいろあると思いますが、

「わたしには、いつその時がくるのかな?」

と、楽しみにしながら、ビビッと来るその日まで、
毎日を楽しんで生きていきたいですよね。