E.W.8 自信について・後編 「丹田とセンターラインのこと」

エネルギーワーク

こちらの記事をおとずれていただいて、
ありがとうございます。

前編の「自信はどこからくる?」では、
自信をもつためには、
「第三者」と「自分」の側面があって、
自分軸を基準に選択することで、
ブレずに行動できるようになる、
ということについて考えてみました。

後編では、
エネルギーワークで「自分軸」を考えるときに
大切になるポイント、
「丹田(たんでん)」と「センターライン」について、
考えてみたいと思います。

丹田やセンターラインは、
さまざまなジャンルで、
わたしには はかりしれないところまで
理解を深めた先人たちが、
たくさんおられる分野です。

ここでは、丹田とセンターラインを
長く見失っていたわたしが、
今、経験し学んだ範囲で、
はじめての方にもわかりやすいよう、
ご紹介できたらなと思っております。

では、さっそく考えていきましょう。

丹田とセンターラインは、
エネルギー的に重要な役割をもった、
目にはみえない「ポイント」のひとつです。
「ツボ」などの考え方と、にていると思います。

古くから、
この2つをとらえることで、
身体のエネルギーバランスが安定すると考えられており、
気功、伝統芸能、武道、スポーツ、
ヨガ、クラシックバレエなど、
多くの歴史あるジャンルで、
重要視されてきました。

まずは、
それぞれがどんなものなのか、
考えていきましょう。



「センターライン」は、その名の通り、
身体の中心を、
縦にまっすぐつらぬいている線です。

線は天からつながり、
頭のてっぺんである「百会(ひゃくえ)」のツボを通って、
身体の真ん中をまっすぐつらぬき、
大地へとつながります。

正中線・中心線・センター・軸など、
ジャンルごとにいろいろな呼び方をされていて、
とらえ方や定義は、
それぞれ少しずつちがうかもしれません。

わたしは、
すべてのジャンルを学んだわけではありませんが、
おそらくどの場合も、
「動きの軸となる身体の中心の線」と、
考えているのではないかと思います。

センターラインの感覚をとらえると、
シンプルな動きができるようになります。

たとえば、ダンスで、
すごく速い振付をするするするっとできる方がいます。

これは、軸をとらえて、
それ以外を脱力して動かしているから
できることなのではないかなと思います。

また、バレリーナは、
クルクルクルクルとブレずに何回転もできますよね。

これも、
センターラインをピンと張る感覚をもち、
軸にしているからできることだと思います。

お正月に遊ぶ、
コマを思いうかべてみてください。
コマは、中心軸を立てて回転させることで、
長く回りつづけることができます。
それと、にたしくみです。

コマには木の棒という物体の軸がありますが、
人間のセンターラインは
完全に形のないエネルギーなので、
意識してとらえておく必要があるのです。

ダンスのように専門的な動きでなくとも、
日常的に歩くこと、座っていること、
ただ立っているだけでも、
センターラインを感じると、ぐっと楽になります。



そして、
身体のエネルギーの中心となるのが、
「丹田(たんでん)」です。

丹田の場所は、
おへそから指4本ぶん(親指以外)さがった位置から、
身体の奥へむかったセンターライン上です。

丹田は、3つあるといわれていますが、
一般的に「丹田」といったときには、
この、おへそのちょっと下にある、
「臍下丹田(せいかたんでん)」を
さしていることが多いと思います。

丹田は「ポイント」なので、
筋肉のように、
それ自体がぐいぐいと動くわけではありません。

丹田の位置をとらえること、
とらえられるように、まわりの筋肉や骨格をつかうこと、
丹田を中心につよいエネルギーを感じること、
などで、存在を実感しやすくなります。

丹田は、
丸いエネルギーのように感じられることが多いです。

わたしもまだまだ勉強中ですが、
意識して丹田にエネルギーをあつめたときには、
この記事の冒頭にあるイラストのように感じます。

丹田が意識できるようになると、
身体の中心が丹田になり、
重心が落ちて、
どっしりとしたブレない自分を
感じられると思います。



エネルギーワークでは、
センターラインが、
その人の「生きる目的」や「意志・意図」を、
丹田を中心としたお腹まわりが、
その人のすきなことや創造性、
つまり「自分らしさ」を象徴していると考えます。

頭をつかいがちな現代に生きていると、
「自分のすき・きらいは、
頭がきめているんじゃないの?」
と感じるかもしれません。

ですが、ここでちょっと、
日本の慣用句を思い出してみてください。

・腹が立つ(ゆるせないことに怒る)
・腹が黒い(わるい本音がある)
・腹を割る(本音をかくさず話す)
・腹に一物ある(心の底にたくらみがある)
・腹を読む、腹を探る(本音を予想する)
・腹を決める(心をかためる)
・腹をくくる(結果がどうでも、覚悟をもってうけとめる)
・腑(ふ=内臓のこと)に落ちる(お腹の底から納得する)

どうでしょう。
スマホでちょっと調べただけでも、
こんなに「お腹=本音」ととらえた言葉が
みつかりました。

古くからわたしたちは、
お腹で本音をとらえていたことが
わかるような気がしませんか?

頭で考えると、
「利益が出るように」
「相手を怒らせないように」
「早く結果を出すために」
と、どうしても計算で選択をしてしまいがちです。

だから、
頭にあるエネルギーをお腹におろし、
丹田にある「ほんとうのきもち」に、
気づきやすくしておくことが大切なのだ思います。

丹田とセンターラインがととのうと、
「わたしはこう思うので、こうしたいです。」
と、まっすぐ目標へむかって
行動できるようになっていきます。

それが、
ゆるぎない「自分軸」になり、
自分軸にそった行動を
社会で提示していくことで、
自信が育ってゆくのではないかと思うのです。



丹田やセンターラインは、
いつも身体の中にありますが、
わたしは長いこと、
「丹田とセンターラインを感じない、
わたしにはない。」
と感じてきました。

最近になって、
自分の体とむきあううちに、
丹田とセンターラインは必ず存在するものの、
「とらえにくくなっている・感じにくくなっている」
という状態は、
あるのではないかと思っています。

わたしの場合、
これらのポイントを感じなくさせていたのは、
「意志をもってはいけない」と思いこむ、
エネルギーの滞りでした。

今は、少しずつ、
「ほんとうのきもち」が育ちはじめています。
自分に無理がないので、
正直、すごく、…楽です。



さて、
最後にもうひとつ。

自信のある自分になるために、
わたしが大切だなあと思うことがあります。

それは、「いくらかの勇気」です。

自分の「ほんとうのきもち」を提示することは、
ときに勇気がいることがあります。

でも、一度、
ちょっと勇気を出して行動をおこしてしまえば、
2回目からは、
少しずつハードルが下がっていきます。

最初は、
ガクガクブルブルだっていいじゃないですか。
少ししたら、もう思い出です。

わたしは一度、
自信をなくして表現活動ができなくなりましたが、
ガクブルしながら再開できました。

いまは、それを「しなかった人生」は、
考えられないなあと思っています。

少し興味をもっていただけたら、
ぜひ、みなさんも一度、
ご自身の丹田やセンターラインを意識してみてください。

そして、
どんなきもちになるか
感じてみていただけたらと思います。